大草原の石油 2013 3 24

書名 ナショナル ジオグラフィック 日本版 2013 3

「アメリカ中西部 大草原の石油ブーム」

 新たな採掘手法が開発され、石油ブームに沸くノースダコタ州。
アメリカにとっては朗報だが、開発による影響は未知数だ。

 原油とともに出た天然ガスが、回収されずに燃やされる。
大草原で最近よく見かける光景だ。

 日本人にとって、ノースダコタ州は、場所がわかりにくいかもしれません。
この州は、北アメリカ大陸の中央部で、カナダと国境を接しています。
 日本人は、アメリカというと、ニューヨークやロサンゼルスを連想しますが、
このような大都市は、アメリカにとっては、特殊な地域でしょう。
大部分のアメリカは、「大いなる田舎」と言ってよいでしょう。
 広大な農地、あるいは広大な草原。そして、大自然。
日本ならば、北海道を連想するかもしれません。
 そんな大草原のノースダコタ州で、
ゴールドラッシュ、いや石油ブームが起こっているのです。
 本来であれば、採掘困難だった石油が、
日本でも話題になっているシェールガスと同じような手法で、
地下深くから採掘できるようになったのです。
 この本によると、
「ノースダコタ州の地下に広がる、
『バッケン層』という地層からの原油生産は、
1日66万バレルを超えている。
今やノースダコタ州はアラスカ州を抜き、
テキサス州に次いで全米第2位の生産地となった。
 今では、(将来)ノースダコタ州の原油生産量は、
テキサス州の1日200万バレルに迫るだろうという楽観的な声もある」とあります。
 さて、「ナショナル ジオグラフィック」の写真は、
相変わらず、美しく、時には迫力あるものとなっています。
そして、わかりやすい図解。
 大草原と油田。
日本人旅行者には、なじみがない地域かもしれませんが、
将来、新たな観光地として発展することを祈ります。
 私にとっては、ニューヨークやロサンゼルスよりも、
大草原のノースダコタ州の方が、親近感があります。
 なぜかというと、私は子供の頃、
「大草原の小さな家」というテレビドラマをよく見ていたからです。
ちなみに、このドラマは、ミネソタ州が舞台になったと思います。

































































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